標高約400mの高地で育てられている 西米良のほおずき。日中と夜間の気温差 が激しい為、真紅に色付くのが特徴。品 種は丹波ほおずきであるが、西米良に自 生していたほおずきと自然に交配し、ハ ート型をしているのが特徴。ほおずきは ナス科の植物で、その為か連作に弱く、 新しい土地では3年も作ると育たなくな る。ほおずきを育てて最初の年は最高に 良いものができたが、その後は連作障害 が発生し、最悪の年では全滅と言うこと もあったという。対策として、良質な堆 肥を使ったり、枯れ草をすきこんだりし て、土壌が本来の姿に戻ったとき土壌消 毒なしでもほおずきが栽培できるのでは と考えている。ほおずきは、その色や形 から祖先の霊が家にお戻りになる際、足 元を照らす提灯として、また目印として 用いると云われており、目印にされたほ おずきはその後、家を守る魔除けとして 重宝されている。